当歯科医院では、治療終了後の全ての患者さんに「
定期検診」を受けていただくようお願いしております。
毎日しっかりと歯磨きをしているつもりでも、結構な磨き残しをしてしまっているものです。そのような磨き残しからまた
バイオフィルムを作り、
虫歯や歯周病が再発してしまうのです。これを繰り返すことで、本来ならば、「
最も虫歯になりにくい健康な歯から、治療を繰り返し行う度に虫歯になりやすくなる歯を作っている」ようなものです。歯は治療すればするほど虫歯になりやすくなります。歯周病も同様に、生活習慣によって大きく進行の度合いが変わってきます。
こうならない為にも、その方に合ったしっかりとした「
リスクコントロール」が大切になります。
虫歯や歯周病は、自覚症状が出てからでは手遅れになることもあります。
ぜひ、定期検診をお受け下さい!
◎ 疲れると、どこかの顎が重く感じる、肩が張る。
こういう場合は、
歯に膿(ウミ)が溜まっていることが多いです。
神経を取り除いた歯は、メインテナンスをしっかりしないと、大きな膿が溜まって、痛みと腫れを伴い、抜歯をしないといけなくなります。定期検診でレントゲンを撮影しましょう。
◎ 歯が浮く感じがしたり、歯が長くなったように感じる。
歯周病(歯槽膿漏)になっている可能性が強いです。
ご自分で判断するには、歯磨きの時の出血がある。もしくは、鏡で下の歯の舌側を見て、白や黄色の硬いものが付着していていないか観察して下さい。
もしあった場合、それは歯石です。さらに色が黒い場合、完全に歯周病といえます。できるだけ早めにご来院ください!
◎ レントゲン撮影の結果、隠れた虫歯を新たに発見。
早めに治療を行えば、1回、もしくは2回で治療が完了します。
このように早期発見できれば、少ない回数、少ない負担で済みます。
◎ 生えたばかりの永久歯、特に6才臼歯に虫歯を発見。
この年頃になると自分で磨いているお子さんが多いですが、溝が深くてよく磨けていないようです。きちんと歯磨きができるまで、
仕上げ磨きなど、最後はお母さんがしっかり確認してあげましょう。
◎ 乳歯の横の歯肉に白いプチッとしたニキビのようなものがある。
これは、歯の中に細菌が入って、歯肉が白く腫れてしまう場合と、生え変わりのために歯肉から細菌が入る場合があります。
乳歯の場合、
その下にはキレイな永久歯があるので要治療となります。直接永久歯への影響はないのですが、大きいものは好ましくありません。