虫歯に気付きましたが、痛くないのでそのままにして良いですか？
どんな病気でもお医者さんや歯医者さんへ行くか・行かないかは、痛みがあるか・無いかを判断の基準にすることが多いのではないでしょうか？ 
確かに痛みがあるか、無いかは重要ですが、 歯の場合に限って言えば絶対に受診して下さい！早期発見、早期治療、早期観察が、歯の場合は基本になりますので、自分で判断しないで、ぜひ、専門家の意見を聞いて下さい。 
やはぎ歯科クリニックでは治療を無理強いをすることはありませんが、まずは、虫歯の現在の状況を把握してください。
歯を磨いているのに、どうして虫歯ができるのですか？
残念なことに、毎日、きちんと歯を磨いているのに虫歯ができてしまう患者さんがおります。
予防のために基本となるのが歯磨きですが、その結果として虫歯ができてしまう訳ですから、何処か歯ブラシの仕方が間違っているのかもしれません。
また、最近は皆さんご存知の キシリトールでも虫歯予防ができます。これは、歯を磨いた後に食べる食品ですが、自然界にある甘味料の１つで、虫歯菌と反応して虫歯菌のエネルギーを減少させる効果があります。
やはぎ歯科クリニックでもキシリトール入り歯磨き粉としてホームジェルというのがあります。通常の歯磨きの後に使います。これを歯ブラシにつけて歯全体にまんべんなくつけるように使います。また、歯ブラシが終わった後、キシリトールタブレットやガムを食べると効果があるようです。なお、ご購入の際は、１００％キシリトールの商品をお買い求め下さい。
銀歯って、どういう金属ですか？
通常の保険診療では、JIS規格によって成分は決められている金属を使用します。永久歯の場合、 クラウン（かぶせ物）や インレー（詰め物）は、１２％金銀パラジウムという金属です。
成分のほとんどはパラジウムというもので、１２%ほど金を含んでおります。一方、乳歯の場合、かみ合わせの関係上、銀合金が通常使われております。これも保険診療上、決められた金属です。
こういった金属類は、歯という硬い組織に型を取って作っていくわけですが、材質の性質上、適合の良さ、悪さに多少の甘さがあります。わかりやすく言うと、ぴたっと入りにくい、縁からまた虫歯になりやすい、そういった問題もあります。もちろん、やはぎ歯科クリニックでは、より適合の良い銀歯作りをしておりますが、材質を超えた適合度には限界があります。従って、虫歯の再発を防ぐために、より良い治療、より良い適合をご希望の場合は、 自費診療となってしまいますが、２０カラットの金、もしくは白金加金などを使うこともできます。
金属アレルギーですが、大丈夫ですか？
金属アレルギーの場合、それがどの金属が原因か、調べないと使用金属を決められません。現在、やはぎ歯科クリニックでは、調べられないのですが、 東京医科歯科大学病院（御茶ノ水）には金属アレルギーの外来があり、そこにご紹介となります。もしくは、 日本大学松戸歯学部にもご紹介となります。
原因金属がわかれば、治療法も決まりますので、その場合はご相談下さい。
レジンって何ですか？
主に、前歯の治療で使う歯と同じ色をした硬質のプラスチックのような材質の詰め物です。
虫歯を削って接着材を使って詰めていき、ある波長の光を当てることにより固めていきます。
奥歯でも歯と同じ色をした治療ができますか？
小さい虫歯の場合は、保険診療で使うレジンという歯と同じ色をした詰め物をすることにより治療できます。
ただし、奥歯はものを噛む力が強いので（成人の男子で６０～１００ｋｇの力がかかります）、大きい虫歯の場合は耐久性を考えると金属の方が長持ちします。
また、神経をとった後の治療でかぶせないといけないような場合、現在の保険診療では、銀歯となります。白くかぶせる方法としては、自費診療となってしまいますが、メタルボンドクラウンといってセラミック製でかぶせる方法などがあります。
銀歯がはずれてしまいましたが、そのままにしても良いですか？
すぐに来院して下さい！
はずれた原因が虫歯の場合は、再び削って型を取らないとなりませんが、ただ単に接着剤（セメント）が取れただけでしたらその場で再びくっつける事ができます。いずれにしても取れた銀歯を持ってきて下さい。もし、飲んでしまった場合も心配はありません。通常は、便と共に排出されます。
ご心配の場合は、割り箸か何かを持ってお探し下さい。１～２日で排出されます。
さし歯ってどういうものですか？
差し歯という言葉の響きは、あまりいい印象ではありませんが、歯の根っこの部分のみを残し、型をとって歯の頭の部分を作っていくものを一般にはこう呼んでいるようです。
通常の歯科治療では、神経が無かったり、虫歯がひどく根っこしか残らないような場合、金属の土台をセメントという歯科用の接着剤でくっつけて、それにまた人工の歯を入れていくという工程を踏んでいくのですが、ある意味、それも差し歯ということになります。つまり、前歯でも奥歯でも白い歯でも金属の歯でもかぶせてある歯は、すべて差し歯ということになります。
金は歯に良いと聞きますが、本当ですか？
さて、金というのが歯に良いというのは、昔から言われ続けおりますが、これは、本当です。
何故、金が歯に良いかと言うと、金の硬さと歯の硬さが非常に近いということ、金が加工しやすいということ、金が歯になじみ易いということ、型を取って歯に入れると適合が良いこと、またそれによって虫歯になりにくいこと、などが挙げられます。
欠点としては、自費診療となってしまうために高価であることがありますが、対価を考えると大変良い治療法といえます。
歯の根元に虫歯ができましたが、治りますか？
歯の根元の部分、つまり歯と歯肉の境目の部分に虫歯が出来てしまった場合、小さければ、削って歯と同じ色をした詰め物で治療できます。
通常は、１回で治療は終わりますが、虫歯が深い場合は、詰めただけでは後で冷たいものがしみたり、痛みがでる場合もありますので、その場合は、歯の神経をとらないと治りません。この場合は、治療に数回かかります。
銀歯を入れた後、冷たい水がしみますが、虫歯が残っているのですか？
これは虫歯の深さにもよりますが、詰めたものが金属という材質上、熱を伝えやすく、最初のうちはしみることがありますが、決して異常ではありません。
虫歯が深ければ深いほど、歯の神経に近づいていて、その部分に金属を詰めているということは、それを感じている訳です。虫歯が残っているわけではありませんのでご安心ください。
前歯に詰め物をしましたが、冷たい水がしみます。
神経のある前歯など麻酔して歯と同じ色したレジンを詰めた場合、まれに冷たいものがしみるという症状がでる場合があります。これは、前歯というのが奥歯に比べて薄い構造になっている関係で一時的にでる症状ですので、基本的には心配ありません。
もちろん、虫歯の深さにもよりますが、しみるという症状が日ごと強くなるような場合は、神経をとらないと治らない場合もありますので、一度ご相談ください。
銀歯を入れたとき、歯の間に物が挟まって押されているような気がします。
歯を削って型をとった場合、後日その銀歯などの詰め物を入れると少しきつい感じがする場合があります。これは、型をとって入れるまでに１週間ぐらい日にちが経っているおり、そのため一時的に歯が緩んでいることがあります。そのために、きつく感じるだけで数時間ぐらいで慣れてしまいます。
あまり感じない場合や歯の間がスカスカの場合、後で食べ物が挟まったりしてすぐ虫歯になったり、歯肉が腫れてしまうこともあるので、少しきついくらいがちょうど良いようです。
歯の神経をとった後、歯を叩いたり、物を噛むと痛いのですが・・・。
麻酔をして歯の神経をとった場合に一時的にでる症状です。基本的には心配ありません。これは、歯の神経をとったことによる一時的な歯根膜の炎症が原因として考えられます。
他には、麻酔の注射の影響や、治療後に硬い食べ物をかんでしまった場合などが原因として考えられます。いずれにしても、数日、又は数回の治療で痛みは軽減されます。
また、治療中の歯の場所であまりものを噛まないようにしましょう。歯が欠けたり割れたりしてしまいますと歯を抜かないといけなくなったり、型をとっていた場合、もう一度型のとり直しをしないといけなくなります。
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